「エコ、健康、安全な暮らしを賃貸で。」をビジョンとする六花荘プロジェクトでは、これまでの賃貸では考慮されることの少なかった安全性についても以下のように取り組んでいます。
1. 停電に強い
六花荘ではすべての住居に太陽光発電を9.9キロワット搭載しています。軽井沢は停電が多い地域として知られます。景観の観点から街路樹などどうしても雰囲気を残そうとすると電線にかかり、台風や積雪の際に切れてしまうという事情もあります。
実際に2年前の2019年台風19号では72時間、96時間等停電が続いたエリアもありました。各地倒木等による広範囲な停電が発生したのは記憶に新しいところです。
台風が通過した翌日はきれいな秋晴れの空でした。
太陽光が発電していれば、自立運転コンセントからスマートフォンを充電したり冷蔵庫に電源を供給することが可能です。
また断熱と日射取得の力は、停電でも家の中の温度が下がりにくいというメリットもあります。
2. 各種ハザードマップ対象外の立地
地方の賃貸は地主が持っている農地などに対し、業者が土地活用あるいは相続税対策などの名目で提案し建設されることが多いです。そのため.土地に浸水しないかどうか、安全であるかよりも、土地費用がかからないかどうかが優先されます。
また軽井沢の場合、住まなくなって使われなくなった別荘が戸建て賃貸の大きな供給源ですが、急傾斜地など通称イエローゾーンやレッドゾーンと言う土砂災害の発生する確率が高い物件が含まれます。
地球温暖化による猛烈な雨や以前にはなかったルートを取る台風によって、土砂災害や水害の被害は増加し火災保険料は年々上がっているのは報道の通りです。
六花荘では、土地探しの時点で各種ハザードマップをレイヤー表示し、範囲外であることを確認しながら土地を探しました。
そうして軽井沢らしい森の残る第一種低層住居専用地域にあって、各種ハザードマップ対象外の安定した立地に建設することができました。
3. 火気を使用しない室内
都市部と異なり、隣地後退距離10mある六花荘では延焼の心配は少ないです。
出火について建物火災の原因は放火を除き、こんろ(13.6%)、たばこ(9.8%)、電気機器(6.0%)、配線器具(5.6%)、ストーブ(5.3%)の順となっています。(総務省消防庁「令和元年(1月~12月)における火災の状況(確定値)」)
六花荘はキッチンにIHクッキングヒーターを採用。こんろによる火災の心配はほとんどありません。
またたばこや電気機器は気をつけていただくしかないですが、5%の原因となっているストーブについては、断熱と十分な容量の空調機器を導入しており使用する必要がありません。
万が一の火災の際にも、石膏ボード裏にある充填断熱はグラスウールなので有毒ガスを吸う心配はなく安全です。