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ディテール:断熱気密

天井断熱

天井に求めるU値性能を考慮し、設計前段階から最低でも吹込みグラスウール300mmと計画した。
天井のすぐ上へパラマウント硝子工業製サンブロードライをブローイングし防湿気密シートを施工している。最終的に意匠最適にする観点から400mm以上の空間ができた部屋はクナウフ・インシュレーション製SUPAFIL(LWGW1351)を用いコスト最適化した。

壁断熱

付加断熱は施工会社の提案でアキレス製キューワンボード75mmとしている。
充填断熱は通常賃貸住宅の建設で用いられる袋入りグラスウールでなく、パラマウント硝子工業製太陽SUN充填後に別張りで防湿気密施工した。当初希望は可変調質気密シートであったが、冷房をあまり使わない軽井沢におけるリスクと初期費用削減を考え、防湿気密シート(0.2mmポリエチレンフィルム)へ変更した。

コンセントは気密処理し、壁付照明器具の配線箇所はテスコン社製カーフレックスを使用した。契約時に気密層防護のため外壁に面する壁の釘打ち等は禁止であり、穴あけによって原状回復費用が高額となることを重要事項説明の特約に盛り込み理解を求めている。

気密

前述の通り防湿気密シート(0.2mmポリエチレンフィルム)を施工した。また付加断熱側はすべてキューワンボードを気密テープ貼りした。
賃貸で初期費用を極力抑制する必要があり、それ以上の特別なことはしていない。
完成時の気密測定結果は C= 0.2㎠/㎡であった。