施工の様子

基礎工事の様子

軽井沢町発地。風越公園近くの六花荘建設工事現場では、先行するA棟から基礎工事が着々と進んでいます。
写真は基礎の配筋検査をしている最中の様子。

美しく組まれた鉄筋、迫力がありますね。もちろん構造計算しています。
細かい点で気になった部分を確認し完了。瑕疵保険の検査も問題なく完了しました。

このあと、型枠を組みコンクリートを打設。
配合は30-18-20N、まだ寒中コンクリート(日平均気温5℃以下)になる時期ではありませんでしたが、朝方冷え込むので強度が出る前に凍結しないよう留意。

この写真には断熱材が写っていません。今回は基礎内断熱を採用したので、今後コンクリートの強度発現後に型枠をバラしてからXPS3bAを施工します。

減額前の計画では基礎外断熱でした。断熱材の性能と厚みが同じなら、温熱環境的には基礎外断熱が有利です。ただし防蟻のXPSが高価なのに加え、断熱材外側にモルタルの施工が必要となります。賃貸のコスト最適を考えるとその分サッシ良く、付加断熱厚くした方が良いと判断しました。もちろん戸建て住宅でも、防蟻の外張り断熱材が高いからと言って薄くしたり熱還流率が悪くなるのは本末転倒です。

軽井沢だと給水管凍結の危険性があるので議論の末選択しませんでしたが、温暖地なら床断熱にも挑戦してみたいですし、床付加断熱にはとても興味があります。

A棟の上棟まではまたしばらく時間があります。
道を挟んだBC棟もいよいよ着工。現地は丁張をかけ始めました。発地の中でも小倉の里周辺は新築時に地盤改良が必要となる場合が多いです。

六花荘は調査の結果改良の必要がない土地に恵まれ、工期と費用の面でとても助かりました。

丁寧に工事が進んでいきます。BC棟が姿を現すのが楽しみです。