六花荘について

エアコン1台暖房のコツ

六花荘のエアコンと暖房のコツ

六花荘のエアコンは三菱電機のMSZ- HXV4022Sです。
「ズバ暖」という、吹出温度が高温になる機種となっています。

また、普通のエアコンだと寒い冬は室外機が霜取りのため運転を停止してしまい、室内機から暖かい風が出てこないことがありますが、この機種は「デュアルオンデフロスト回路」を搭載し霜取り中も片肺運転できます。

早く暖めたいときは
暖房ONの状態でメニュー → べんり機能 → ハイパワー
にすると吹出温度が高温になります。

その状態でしばらく運転してください。パイパワーは1時間後自動的に解除されます。

余談ですがよく、エコハウスについて本やWebで「6畳用エアコン1台で全館空調」というのがあります。
地域と性能によって成立するのかもしれませんが、壁掛けでそれを成立させるには、よぼど1台で空調するのに適した条件でないと厳しいです。
メンテナンスコスト削減といっても、5台や10台あるならともかく、エアコンは1台が2台になるくらいはそう高いものでもないのでそのために間取りを変えたり工夫するのはもったいなかったりします。

寒冷地では、薪ストーブやペレット入れるのでなければ1台は寒冷地用の単相200V機器にされることをお勧めします。仕事させることを考えると電気製品は200Vのほうが効率がよく、個人的には日本も家電200V化すればいいのになんて思っていたりします。

いわゆる14畳用が200V最小サイズですので今回選定。実際、三菱電機によればMSZ- HXV4022Sが外気温-15℃ 室温20℃の条件で吹出温度60℃に対し、100VのMSZ- HXV2522、MSZ- HXV2822Sは外気温2℃ 室温20℃の条件で吹出温度60℃と大きな差があります。

商品説明を見ても注釈は小さいので、200V機器のほうが優れている点があるはずと思って調べないと見つけ出すのは難しいでしょう。僕もプロキュアメント経験がなければ見落としていたかもしれません。

冬期不在時の温度変化

A2号室のデータでは12/2-7まで5日間(107時間)不在にし、20℃から13℃まで7℃下がりました。2号室タイプは窓が西向きなので日射取得量が少ない一方、ここまで下がるのは想定外です。換気のスイッチ切ってきたのにCO2濃度もぐんぐん下がったので不思議に思い帰ってきて確認したら、扉を開けっぱなしだった乾太くんを中心に外気が出入りしていたようです。

センサー位置は北側の個室の隅で、温熱条件的には一番悪い場所です。

まあそれでも一日2度未満の低下ではありますが、乾太くんがない部屋なら長期不在時にダクトレス熱交換換気とトイレ、ふろの換気をOFFにすればここまで下がらないかと思います。特に1号室は日射取得が多いので。

何日か不在にした際のエアコンの使い方

さてすっかり冷えた後の暖め方ですが

1. 設定温度31度でハイパワー運転する
全館をエアコン1台で暖めるのはメーカーの想定している使用方法ではないためハックが必要になります。高い設定温度にしても、普通の電気ストーブに比べればヒートポンプで電気は半分も使用しません。

図中①のとおり温度が上がりました。

2. ハイパワー終了後、風向水平のままで風量を最大にする

ハイパワーの場合、風量が自動になります。終了後、特に2号室奥の個室がまだそれほど温まっていなくてもエアコン周辺はそれなりの温度となっているため風量が自動的に絞られてしまいます。絞られると暖かい空気はすぐ上に行くので、吸い込み口にショートサーキットしてしまいさらに絞られ、トロトロと吹き出し口から吸い込み口に回るだけの運転になります。
その運転状況になると図中②のような温度変化となります。

気がついて、風量を上げたのが図中③です。良い結果が得られました。

リモート設定して帰宅前に暖めておけばいいのですが、霧ヶ峰アプリのレスポンスがあまりよくないので、万が一応答しなくても上記で暖めることができます。